浜松市のエコハウス勉強会へ講師として行ってきました。
あいにくの雨模様で湿度も高いところ、90名近い参加者の皆さんがほぼ満席状態でいらっしゃいました。今回は2時間とたっぷり時間があるので、じっくりと熱の4性質を放射温度計を使いながら解説し、その後東海大学の高橋達先生が考案されたペットボトル実験と解説を行いました。
実験浜松1
部屋の広さと人数の多さのために、皆さんにじっくりと近くで見てもらえなかったのは残念ですが、温度の読上げを行い、データーのお持ち帰りをしていただきました。毎回、環境が変わるのでその都度臨機応変に対応しなければなりません。
浜松2
今回の実験結果です。見にくいかもしれませんが、想定の内容とは異なりました。断熱も日射遮蔽もしていないペットボトルの温度があまり上がらず、あれれ?そう、天井のクーラーの冷気が直撃で、温度があまり上がらなかったのです。それもまた、外的環境の影響を受けて室内温度が変化していることそのものの結果です。
毎回条件がいろいろで、その都度解説を考えるのもスリリングかつおもしろかったです。今回は、飯田市、飯舘村で勉強会を行った後だったので、今まで追加してきた事例解説情報や浜松の地球の卵さんを前日に見学させていただいた時の内容なども盛り込みながら、自分的には充実した内容でわかりやすく説明できたかな?とおもいつつです。
アンケートやブログなどを拝見させていただくと、やはりダントツに「すだれ」の日射遮蔽効果の発見がみなさん大きかったようです。僕もでした。そして、何より期待が高まるのが、自分で住まい手の方へ説明するときに使ってみたいというコメントです。
ペットボトル実験から、つくり手、住まい手が共に発見しながら実感し、快適な熱環境をつくっていけると思うと楽しみです!


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